ヘルシーでコリコリ食感が魅力!ガツの部位や下処理方法・味付けのポイント
ガツ刺しや酢もつなどで親しまれているガツはいったいどこの部位を刺しているのでしょうか。
淡白な味わいが人気のガツは、実は栄養面でも非常に魅力的な食材です。
そんなガツの詳しい情報や下処理方法、焼き方のコツなど詳しくご紹介します。
また、ガツの美味しさを引き立てるおすすめの食べ方やお酒の合わせ方も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ガツとは?どこの部位?
「ガツ」とは、豚の胃袋にあたるホルモンです。
消化管や腸を指す「gut」という英語の複数形で内臓という意味をもつ「guts」が名前の由来です。
「ガツ芯」という呼び名に聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんが、これはガツの中でも食道に近い部分を指す名称です。
ガツと比べて肉厚でふっくらとしており、よりやわらかな食感が特徴の部位です。
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ガツの別名
豚の胃であるガツに対し、牛の第一胃袋は「ミノ」とよばれています。
そのためガツを「豚ミノ」と呼ぶケースもあります。
ちなみに「鶏ガツ」と呼ばれるホルモンは厳密には胃袋ではなく、そ嚢と呼ばれる器官 です。
食感がガツ(豚ミノ)とよく似ていることから名付けられたと言われています。
ガツの味と食感
ガツはコリコリ食感で淡白でクセが少ない味わいから、非常に食べやすいホルモンといえます。
食感を例えるならば鶏の砂肝に近いといえるかもしれません。
ホルモンが苦手な方でも食べやすく、ぜひおすすめしたい部位です。
ガツの栄養価やカロリー
ガツは高タンパクで低脂質なのでヘルシーな食材といえます。
亜鉛や鉄、銅などのミネラルも豊富で、特に体内で血液を作るはたらきをもつビタミンB12が非常に多いです。
また、コレステロールやカロリーが低いのも嬉しいポイントといえるでしょう。
健康維持のためにもぜひ食事に取り入れたい食材です。
ガツのおいしい食べ方
食べやすい味わいで栄養価も抜群なガツのおすすめの食べ方をご紹介します。
食べ方①刺身
ガツといえば「ガツ刺し」という方も多いのではないでしょうか。
このガツ刺しは非常にポピュラーな食べ方で、献立を彩る一品としてもおつまみとしても親しまれています。
刺身とよばれていますが正確には生ではなく、茹でた後冷やしたものを指します。
淡白なガツはワサビ醤油やごま油、ピリ辛ダレのほか、ポン酢や梅肉ダレなど酸味を聞かせた味付けもおすすめです。
食べ方②焼肉
香ばしさを楽しめる焼肉もガツのおすすめの食べ方のひとつです。
淡白さを活かすなら塩ダレでさっぱりといただくのも良いですし、食感を楽しむ場合は噛めば噛むほど味わえるような醤油や味噌ダレに漬け込むのもおすすめです。
食べ方③和物
ボイルしたガツにネギとポン酢を和えた酢もつなど、和物としていただくのも定番の食べ方です。
ガツの淡白でクセのない味わいは、さっと和えるだけでも味付けが引き立ち美味しいおかずに仕上がります。
食べ方④煮物
形崩れしにくいガツは、じっくり煮込んでもコリコリ食感をそのままに楽しめます。
ポイントとしては時間をかけて弱火でじっくりと火を通すことが重要です。
急激に火をいれると硬くなってしまうので、丁寧に調理するのがおすすめです。
ガツのおいしい焼き方
加熱すると特有のコリコリ食感が引き立つガツを焼く際は、ミディアムレアがおすすめです。
焼きすぎると硬すぎると感じる場合もあるので、中は軽く火を通す程度が丁度よいといえます。
厚みがさほどない部位なので、うっかり目をはなして焼き過ぎないよう注意してください。
ガツにあうお酒
焼き鳥や焼肉などのお酒の席でも人気のガツと特に相性の良いお酒をご紹介します。
ビール
焼肉や焼き鳥、居酒屋などで定番のお酒であるビールは、もちろんガツにぴったりのお酒です。
ポン酢や梅肉など酸味のきいたガツ料理にはフルーティーで柑橘系のビールを、濃厚で濃い味付けには苦味の強いビールを合わせるのがおすすめです。
焼酎
濃厚なタレやどて煮など濃いめの味付けには香りの強い芋焼酎、コッテリめの味には香ばしく香る麦焼酎がおすすめです。
さっぱりした酢もつも、麦焼酎の香ばしさと合わせることでより爽やかにいただくことができます。
飲みやすい水割りを食べやすいガツといっしょにぐびぐび飲み干すもよし、濃い味付けのガツと一緒にロックやお湯割りでじっくり楽しむもよしと、ガツと焼酎は相性抜群な組み合わせといえるでしょう。
日本酒
ガツと一緒に日本酒を楽しみたいという方には、濃いめタレやどて煮などには純米酒、塩ダレや出汁、ポン酢などあっさりめの味付けなら吟醸系を合わせるのがおすすめです。
冷ややロックで日本酒の爽やかな香りを感じながらさっぱりとガツをいただくのも良いかもしれません。
ガツ自体が淡白なお肉なので、日本酒が持つ米の旨味が引き立つ組み合わせです。
ワイン
ワインを合わせる際は、淡白なガツの旨味を邪魔しない軽めのものを選ぶのがおすすめです。
煮込みなどの深みがある味付けの一品には赤ワイン、もしくはボディや酸味が強すぎないロゼなどがおすすめです。
ポン酢や出汁を使ったさっぱりめの料理には軽めの白ワイン、特に辛口のもののフルーティーな香りと相性が良いです。
ガツの下処理方法
淡白でクセがなく食べやすいガツですが、やはりホルモンなので下処理が重要です。
下処理で臭みを取り除いておくことで、後の味付けが引き立ちますよ。
①塩でもみ洗いをする
はじめにガツに塩を振り、揉み洗いします。
ぬめりが比較的強いので何度か水で洗い流し、繰り返し塩での揉み洗いをおこなってください。
②たっぷりのお湯で茹でる
ぬめりが気にならなくなったら、たっぷりのお湯を沸かして十分ほど茹でます。
火が通るとピンク色がグレーに変化するのも調理の際のポイントです。
③冷めないうちに余分な脂を取り除く
茹で上がったら冷めないうちに表面に付着している脂を指で取り除きます。
脂の少ない部位なので、比較的簡単に取り除くことができますよ。
ガツの捌き方
最後にガツをお好みの大きさに切り分けます。
ガツ刺しの場合は長方形に、酢もつにする場合は細切りにします。
焼肉はやや小さめの一口サイズでぶつ切りにするのがおすすめです。
ガツのおすすめレシピ
ガツの食感や淡白な味わいを活かしたおすすめレシピをご紹介します。
酢もつ
酒の肴の定番メニュー「酢もつ」はコリコリ食感と淡白さというガツの魅力がしっかり引き立つ一品です。
作り方は簡単で、はじめに下処理をすませたガツを細切りにし、器にもったらポン酢で味付けします。
付け合わせの薬味としてはネギや玉ねぎがおすすめです。
シンプルながらもついつい何度も食べたくなる一品といえるでしょう。
もつ煮
もつ料理の定番「もつ煮」は、ご飯のおかずにもぴったりな味わいが魅力です。
下処理済みのガツと大根やにんじん、こんにゃく、ごぼうなどお好みの野菜と一緒に少量の油で炒め、味噌ベースのたれでじっくり煮込みます。
急激に加熱するとガツが硬くなってしまうので、時間をかけて低温でじっくり煮込むのがポイントです。
淡白なガツは生姜やごま油などの香りとも相性が良いです。
味噌や出汁、醤油といった基本のベースに香味野菜を組み合わせることで、さっぱりしながらも深みのある一品に仕上がります。
(まとめ)食感が楽しいガツはタンパク質が豊富でさっぱりした味が魅力
クセがなく淡白でコリコリ食感が魅力のガツは、ホルモンの中でも非常に食べやすいお肉です。
さっぱり系の味付けはもちろん、生姜やニンニク、ごま油、ネギといった香味野菜との相性も抜群です。
醤油や味噌などの調味料の邪魔をしないあっさりとした味わいのお肉なので、濃すぎない味付けがおすすめです。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、お酒がますます進むこだわりの一品を仕上げてみてください。
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