歯ごたえのよさとやさしい甘みが魅力!豚ホルモン「シロ」の部位や特徴とは
シロは豚ホルモンの中でもリーズナブルで人気の高いお肉のひとつです。
牛ホルモンとは違って比較的淡白な肉の味わいとさっぱりめの脂が魅力な豚ホルモンですが、なかでもシロはその食べ応えとやさしい旨味が特徴です。
ホルモンがあまり得意ではないという方でも食べやすいお肉といえるかもしれません。
スーパーなどでも手に入り、家庭料理でも使われることも多いシロとは、そもそも一体どこの部位なのでしょうか。
シロの気になる味やおいしい食べ方、おすすめのお酒との組み合わせなどをまとめて解説します。
シロの旨味を活かしたおすすめレシピも合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
豚 シロとは?どこの部位?
シロとは、豚の大腸のことを指す呼び名です。
小腸と比べてやや太く、細いひだがあるのが特徴で、実はソーセージを包んでいる皮としても使われているホルモンです。
場合によっては小腸もまとめてシロとして販売されているケースもあります。
大腸、小腸ともに脂が乗っており弾力のある歯応えが特徴です。
「シロコロ」という呼び名に聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。
実はシロコロとシロはどちらも同じ豚の大腸を指す呼び名です。
これらの違いは捌き方で、筒状のままぶつ切りにしたものをシロコロ、平たく切り分けたものをシロと呼びます。
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ホルモンの中では非常にポピュラーな部位で、リーズナブルな価格からも多くの人に愛されるホルモンといえます。
大腸や小腸のホルモンと聞くと、牛のホルモンであるシマチョウやマルチョウを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
豚の大腸はシロと呼ばれるのに対し、牛の場合は大腸をシマチョウ、小腸をマルチョウと呼びます。
シマチョウやマルチョウ、テッポウといった腸部分の牛ホルモンの特徴やおすすめの食べ方については、こちらの記事をぜひチェックしてみてください。
▶︎ホルモンの王様!大人気な牛の腸の種類、味や食感の特徴を一気にご紹介
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牛ホルモンと豚ホルモンでは味わいや食感に違いがあり、牛ホルモンの方が脂が多く濃い味であるのに対し豚ホルモンはあっさりめな脂で淡白な味わいが特徴です。
豚ホルモンの方が比較的安価で、ホルモンならではの歯応えをくどすぎない脂とともに味わえるといえます。
豚 シロの味と食感
豚の大腸であるシロはトロトロの脂の甘みと、噛み締めるほどにあふれるホルモンならではの旨味が特徴です。
豚ホルモンの中でも脂が多い部位で、食べ応え抜群の美味しさといえます。
ホルモン特有の臭みが少なく、牛ホルモンと比べるとあっさりした脂なので食べやすいホルモンのひとつといえます。
脂や肉が持つ甘みがクセになるという方も多いホルモンです。
豚 シロのおいしい食べ方
豚シロの美味しさを引き立てるおすすめの食べ方をご紹介します。
食べ方①甘口のタレ
シロは脂と肉がもつ甘い味わいが人気のホルモンです。
この甘い旨味と相性抜群なのは、同じく甘口に仕上げたタレです。
優しい甘みとジューシーさが口いっぱいに広がり、子供から大人まで楽しめる一品に仕上げることができますよ。
食べ方②塩ダレ
ホルモンの中でも臭みやクセが少ないシロは、塩ベースのあっさりした味付けでも美味しくいただくことが可能です。
とろける脂とお肉の旨味を邪魔することなく引き立てる塩ダレは、シロの魅力を最大限活かせるおすすめの組み合わせです。
食べ方③出汁
弾力のある肉質が特徴のシロは、じっくり煮込んでも崩れることなくその食感ととろける脂を楽しめるホルモンといえます。
やさしい甘みのある味わいが魅力のホルモンなので、煮込む場合はあっさりとした出汁ベースの味付けがおすすめです。
豚 シロのおいしい焼き方
シロを焼く際はミディアム程度がおすすめです。
内側まで火を通し、表面にこんがりと焼き目がつくぐらいが食べ頃です。
お肉全体が膨らんできたところが目安になるので、参考にしてください。
豚 シロにあうお酒
脂のやさしい甘味と噛むほど出る旨味が特徴のシロの美味しさを最大限引き立てる、おすすめのお酒の合わせ方をご紹介します。
ビール・ハイボール
焼肉と一緒にいただくお酒としては、やはり定番のビールやハイボールは外せません。
キレのある味わいや炭酸の喉越しが、口の中の脂をリセットしてくれます。
他にも酸味のきいたすっきりとした味わいが魅力のレモンサワーと合わせても、食べ応えのあるシロを美味しくいただくことができます。
白ワイン
魚料理と合わせるイメージの強い白ワインですが、実は豚ホルモンであるシロとも相性が良いお酒です。
特に樽熟成のシャルドネは、樽由来の香ばしさや熟成によりうまれたコク、まろやかな酸味がシロの脂の甘みを引き立ててくれます。
食べ応えがありながらもやさしい甘みをもつシロの旨味が活きる組み合わせといえます。
焼酎
焼肉には焼酎を合わせるという方も多いかもしれません。
麦の香ばしい味わいや芋の持つ香りが焼かれたお肉のもつ香ばしい風味とマッチします。
また、もつ煮や洋風の煮込み料理をいただく際にも焼酎との組み合わせはおすすめです。
芋焼酎が持つはっきりとした香りと味わいは、味噌などの発酵食品の味を引き立てる効果があります。
また泡盛は豚肉料理との相性が抜群のお酒として知られています。
ラフテーなどの沖縄の郷土料理には豚肉が多く、香り豊かな泡盛が豚肉のやさしい旨味と馴染みます。
豚 シロの捌き方
豚シロはホルモンということもあり、やはり臭みを取り除く下処理が大切です。
やさしい甘みを引き立てるためにも、下処理は丁寧におこないましょう。
①塩を揉み込む
まずはじめに全体に塩をふり、馴染ませます。
しっかりと揉み込むことで臭みが取れやすくなるので、体温で肉の温度が上がりすぎないよう注意しながらしっかりと揉み込みましょう。
②水ですすぐ
塩が揉み込めたら、水でしっかりとすすぎます。
流水でしっかりと塩とぬめり、汚れを洗い流してください。
③小麦粉をこすりあわせる<
ある程度すすぎおわったら、次に小麦粉をまぶしてこすり洗いします。
この小麦粉に汚れを付着させ洗い流すので、粉物料理を作るかの如く大量の小麦粉を使用します。
揉み込むというよりは擦りあわせるというイメージでまんべんなくまぶしましょう。
④小麦粉と汚れを洗い流す
次にボウルに水をはり、小麦粉と汚れを洗い流します。
小麦粉が残ってしまうと汚れとともに臭みもついてしまうので、丁寧に洗い流してください。
⑤すぐにキッチンペーパーで水分をとる
小麦粉を洗い落としたら、素早くキッチンペーパーで水気を切ります。
この時水気が肉に残ってしまうと味が落ちてしまうので、手早く済ませることがポイントです。
⑥好みの大きさに切る
水気が切れたら最後は好みの大きさに切り分けます。
冒頭お伝えした通り、ここで平く捌くとシロに、筒状のままぶつ切りにするとシロコロになります。
豚 シロのおすすめレシピ
シロの食感と旨味を活かすおすすめのレシピを2品ご紹介します。
シロのホルモン丼
甘辛いタレを絡めたシロをアツアツのご飯にのせていただくホルモン丼は、大人から子供まで幅広い人に愛される定番メニューです。
下処理を終えたシロを色が変わるまで茹でます。
その間にネギやニラ、玉ねぎなどお好みの具材をひとくち大にカットします。
野菜をごま油で炒め、しんなりしたところでシロを加えてさらに炒め合わせます。
ここで味の決め手となるタレを加えます。
料理酒と味噌、生姜、ニンニク、砂糖をベースにお好みでコチュジャンやごま、ウスターソースを混ぜ合わせてください。
タレが全体に馴染んだら丼に盛ったご飯の上に乗せ、卵黄を落としたら完成です。
お好みで七味やゴマをふりかけると、香りだった味わいに仕上がります。
豚 シロのもつ煮
ホルモンをつかった定番料理、もつ煮はもちろんシロとの相性も抜群です。
豚ホルモンならではの淡白な旨味とシロのやさしい甘みを活かしたあっさりめの味付けで仕上げることがポイントです。
合わせる材料はにんじんや 大根、こんにゃく、ねぎ、ゴボウなどをお好みでチョイスしてみてください。
下処理を済ませたシロを一度下茹でし、水気を切っておきます。
ゴボウなどのアク抜きを済ませた後、お鍋に入れて出汁を注ぎます。
希釈した白だしや塩をベースにしたあっさりめの出汁がおすすめです。
一度強火で沸騰させ、弱火で野菜が柔らかくなるまで煮込みます。
最後にお好みで塩や味噌、醤油で軽く味を整え、すり下ろした生姜をくわえます。
弱火で煮込み味を馴染ませたら完成です。
(まとめ)豚 シロはリーズナブルにホルモンの旨味を楽しめる
リーズナブルでポピュラーなシロは歯応えと脂の旨味が魅力のホルモンです。
牛ホルモンと比べて脂のしつこさがなく、やさしい味わいからホルモンが苦手な人でも食べやすいのもポイントといえます。
ぜひ今回ご紹介した内容を、こだわりの一品作りにお役立てください。
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